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特別な時間

鉛筆補助軸

 人は古来より、自分の愛着あるものや特別な思いを込めた物に由縁ある意匠を施し、使い込む愉しみを知っていました。
これだけ時代が進み、技術・合理性が発達した社会においても、その嗜む気持ちは心のどこかに残っていて、良い仕立ての物にであったとき、モノを大切に使う行為の美しさも思い出すものです。

 当工房の大切なお客様で親しいある年配の男性は、自分のオシャレ着である着物に使う小物を「~な感じで、仕上がりは何時でもいいので、出来上がりを楽しみにしています。」と、仕上がりを待つことも楽しそうに時々オーダーをしてくれます。

当然それなりにお金はかかりますし、贅沢と思われることもありますが、「これでいい」的な発想で適当かそうでないか分からないような物ばかりに囲まれて生きていくのは、なんだか人生損した気分でそれこそもったいないという見方もできます。
使った時に起る気持ちの高揚もそれなりのものでしかありません、、。


 身の回りの物全てを良い物にする必要はないですが、いつも愛用している物や、「これは」と思う大切にしたい物には、古来の人に習って、良い仕立ての物や自分用に意匠を施されたものを持つと、とっても豊かな気持ちで日々を生活できたり、人生を楽しむ心が生まれてきます。


この年配の男性には、お金の上手な使い方や人生の楽しみ方や嗜みについて、いつも深く感心させられます。




 写真の鳳凰蒔絵が施されている物はこの年配の男性からのご注文ではないのですが、ある新商品の筆記具用部材として依頼があり、当工房で蒔絵を施しました。
鉛筆補助軸のようです。

始め依頼を受けた時は正直よくわかりませんでしたが、ものが出来上がってくるとなかなか良い物になり、自分でも欲しいと思ってくるものです。
そこで思い出したエピソードを書かせていただきました。

こちらの鉛筆補助軸の完成も、早く見てみたいものです。







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