
12月8日(火)9(水)の2日間、東京文京区の旧細川侯爵邸 和敬塾 本館にてアーティスト舘鼻則孝さんの展示会『面目と続行』が開催されました。
舘鼻則孝さんはレディーガガの靴(ヒールレスシューズ)を制作したデザイナーとして世界に知られ、日本文化に造詣が深いことでも知られる、若きアーティストです。
今回の展示会に際し、舘鼻さんがデザインした大きな新作の1つで、JT(日本たばこ)の電子たばこ「Ploom」電子タバコが装填できる銀製キセルを収納する5つの八角型箱と5つの印籠ケースの作品『Theory of the elements(セオリー オブ ザ エレメンツ)」について、弊工房が制作協力させていただきました。

舘鼻さんは都内で歴史ある建造物を探していた所、この旧細川侯爵邸 和敬塾と出会い、
歴史や伝統の延長線上にある今のものづくりについて、
自分の作品を展示するのに相応しい場として選ばれたとか。
今回の展示会で舘鼻さん曰く、
特に力を入れられたのが
高岡の能作が制作協力された
「Traces of a continuing history」と
弊工房が制作協力させていただいた
「Theory of the elements」
伝統工芸技術が現代美術というステージで
世界に向けて発信する表現を披露したこの場に
制作協力させていただいた工芸工房として関わらせていただけたことに
多くの可能性を感じさせていただいた夜となりました。
レセプションも沢山のファッションやデザイン、メディア関係者で賑わい大盛況。
本当に貴重な、次に繋がる経験をさせていただくことができました。
展示会内容など詳しくは下記のリンク先記事についてご参照下さいませ。
WWD JAPAN.CON 記事
https://www.wwdjapan.com/fashion/2015/12/10/00018996.html
Fashionsnap.com News 記事
http://www.fashionsnap.com/news/2015-12-08/noritakatatehana-art/
時事通信社/JIJIPRESS 動画
こちらは舘鼻さん自ら作品についての説明をされている動画なので、
コンセプトが分かりやすいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=8SwHUX00kCE
会場では先月弊工房で撮影した制作風景や舘鼻さんとの映像なども
パーティー会場モニターに写し出されていました。
そちらの模様も機会があればご紹介したいです。

歴史的な雰囲気ある館内

1階入ってすぐのエントランスに展示された「Theory of the elements」
(制作協力・大下香仙工房)

会場で対峙するように展示されていた作品「Traces of a continuing history」(制作協力・能作)

八角箱を5つ重ねてX線撮影したもの。
中の空洞の形状を重ねると五輪塔が現れ、
「空(くう)・風(ふう)・火(か)・水(すい)・地(ち)」
の要素からなる五大思想を示すそうです。

舘鼻則孝さん(中央)と能作社長(右)と一緒に写る、父・宗香(左)

舘鼻則孝氏と作品「Theory of the elements」の一部
※画像について一部 展示会図録と Fashionsnap.com より抜粋。
Production:
NORITAKA TATEHANA ATELIER TOKYO
株式会社 t.c.k.w
株式会社 能作
Supported by:
TOMIO KOYAMA GALLERY
JT
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