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Classic Ko / 大下香仙工房の一日

Classic Ko / 大下香仙工房の一日。朝は掃除から始まり、生産確認などのミーティング、メール等の事務仕事、次の展示準備や、出荷作業、金具の発注など、生産以外にも多岐に渡ります。私たちは、特に担当を決めすぎずに皆で協力して其々業務を行っています。よく売り場でも聞かれるのですがClassic Ko/大下香仙工房は、6人で生産業務を行っていてアイテムごとの担当制になっています。今日はそれぞれの制作風景を覗いてみたいと思...続きを読む >

2019/7/6(土)7(日)『工房見学 / 蔵出し会 WITHワークショップ』 レポート

この度、加賀の工房にて2日間にわたるイベントが無事終了いたしました!金沢、加賀の近隣のみならず東京、新潟、富山の遠方からも本当に沢山の方にご来場いただきました。スタッフ一同、深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました!通常、加賀の工房は、日々制作に集中していてお店としては営業しておりません。というのも、私たちは関東、関西、名古屋の百貨店やギャラリーでの出張販売が中心となっている為物も人も出入...続きを読む >

工房のこと―不易流行―

5代にわたりものづくりを営む漆工芸・大下香仙工房は明治27年に創業して、124年となります。今年は加賀商工会議所創立50周年記念式典にて創業100年企業として顕彰いただきました。先代方の日々の一つ一つの積み重ねが今の私たちに繋がっていることに感謝の思いで仕事に励んでいます。時流の好みにより、変遷を続ける蒔絵。先代たちは、何を見て動き、何を考え選択していたのでしょうか。初代大下雪香~2代目は、漆器だけではなく、...続きを読む >

卵殻のこと

顔料を混ぜて色を生み出す漆。ベースの漆(木地呂漆)は、琥珀色のため白の顔料を入れても真っ白になりません。そこで、卵殻の「純白」は画期的な表現方法の一つでした。調べてみると記述が少なくいつから使われ始めたのかよく分からない「卵殻」。漆芸辞典には、「卵殻塗とは、卵殻を割って、漆器の全面、あるいは一部に付着させる変塗」とあります。※変塗とは、「上塗において、花塗、呂色塗以外の色々の材料を用いたり変った塗...続きを読む >

螺鈿(らでん)のこと

貝の殻の部分を使い文様を表す技法=「螺鈿」。 遡ること、奈良時代の正倉院宝物にも使われ世界で見ると、エジプトの初期王朝以前からも多様されてきたと言います。主に使用される「夜光貝」や「あわび貝」、時には「しじみ」(!)も使われてたという「螺鈿」は、1枚1枚の貝を敷き詰め、それらの組み合わせによりブルーやピンク、時にグリーン等の多様な輝きを見せます。今回は、Classic Koのラインナップに欠かせない「螺鈿」の...続きを読む >

白蝶貝のこと

仕上がって並べられた商品からは、見えない向こう側。「デザインを起こす、下絵を描く、金粉を選ぶ、金粉を蒔く、乾かす、磨く」地道な何十工程を積み上げて、約一カ月かけて、ようやく一つの商品が仕上がります。 そして、Classic Koはこれらの行為の過程で「一つ一つの素材を生かすこと」と「蒔絵を生かすこと」は何かを考えてきました。今回は、Classic Koの素材の多くを占める「白蝶貝」について、私たちの思いや技術など、見...続きを読む >

磨くこと

「蒔絵というものは暗いところで見るように作られている」谷崎潤一郎著の「陰影礼賛」にはこの様に記述されています。みなさんは蒔絵の金色というと、どんな色味をイメージされますか。太陽の下にいる時の明るく艶やかな色、薄暗い場所での落ち着いた色。日夜の見え方に違いに、それぞれの時間で魅了される色。蒔絵の金色には、素材や技術によっても色の違いが生まれることをご存じでしょうか。金粉というのは、そもそも漆で塗り固...続きを読む >

金粉のこと

蒔絵に欠かせないものの一つ「金粉」。工房には月に2回ほど、金粉屋さんがいらっしゃいます。今日もなにやら、玄関先で金粉屋さんとの話し声が聞こえてきました。カバンの中から出てきた缶の中には、大量の金粉が入った包み。実は、私たちは約30~40種類の金粉を使い分けていることをご存じでしょうか。平目粉、丸粉、青金(金と銀が混ざったもの)、梨地粉、消粉と様々な種類があり、またその中でもサイズを1号,2号と順に呼んでい...続きを読む >